基本構造

水の流れ

ロータリースクリーンの原水は、下記図の青い矢印に沿って流れます。

SSは回転ドラム面に付着しまして、赤の矢印の方向に回転しスクレーパーで掻き落とされます。

残渣の除去
原水が流入している間は、ドラムは1分間に5~6回転します。
常に残渣をスクレーパーで搔取るとともに、定期的にドラム内を洗浄しますので目詰まりを起こすことはありません。
また油脂分につきましても、分子間引力により金属に油脂が付きやすい性質がありますので、ドラムのワイヤーに付着した残渣と油脂分を同時に回収できます。

ドラム構造
従来のスクリーンはウエッジワイヤー(楔型ワイヤー)を使う機種が多く目詰まりをしない・洗浄水が不要・構造が簡単・安価であることでした。
しかしながら機能しないことが多く、原因としましては目詰りと洗浄不良によるものでした。繊維状のSSがウエッジワイヤーの角に引っ掛かり絡み合ってしまうので、外部からの高圧洗浄でも取れなくなってしまいます。

当社のドラムのスクリーン部には、ワイヤーはもちろんのこと補強材にも角のない丸棒を使用しておりますので引っかかりが少なく、洗浄すれば簡単に剥離する事が可能です。

洗浄装置
洗浄装置はドラムに内蔵されております。
スクレーパーで除去できずにワイヤー内に付着した残渣・油脂分を、0.3Mpa以上の水圧で洗浄します。節水も考慮し、洗浄時間は目詰まりの状況を見極めながらタイマーで設定します。

設計条件

その他の製品